らくらく健康コラム㊶
〜血液と軸の関係について【理論編】〜
1.はじめに
これまでのコラム㉗〜㉙では、体のゆがみとは何か、そして整える順番についてお伝えしてきました。
ゆがみは、見た目の問題ではありません。
日々の姿勢や体の使い方のクセが少しずつ積み重なり、体の「軸」がずれていきます。
軸がずれると、
- 体の一部に負担が集中する
- 筋肉の緊張がかたよる
- 緊張が強い場所では血液の流れが滞りやすくなる
- 回復が遅れやすくなる
- 細胞に負担がかかりやすくなる
といった変化が起こります。
今回は、「なぜゆがみが不調につながるのか?」を、少しだけ深く見ていきます。
2.ゆがみとは〜軸が通っていない状態〜
人がまっすぐ立っている状態を横から見ると、
耳 → 肩 → 股関節 → くるぶし
が、だいたい一直線に並びます。
さらに意識としては、
足の親指のつけ根(母指球) → 膝 → 胸の中心(乳頭のあたり)
がそろう感覚を持つと、体のブレが少なくなります。
ただし大切なのは、どんなに良い姿勢でも、体は常に小さく揺れているということです。
揺れを止めることはできませんし、止める必要もありません。
問題は、その揺れや負担が「どこか一か所に集中してしまうこと」です。
軸がずれると、体の一部だけが頑張りすぎる状態になります。
「まずは鏡の前で“頑張らずに立っている状態”を見てみましょう。」
3.ゆがみがもたらすデメリット
デメリット①:負担がかたよる
ゆがみがあると、肩や腰などに痛みが出やすくなります。
でも、そこだけが悪いわけではありません。
体のどこかに力が入りすぎていたり、反対に、うまく力が入っていない場所があったりします。
つまり、「頑張りすぎている場所」と「サボっている場所」ができてしまうのです。
「痛い場所だけでなく、“頑張りすぎている場所”と“力が入りにくい場所”を探してみましょう。」
デメリット②:動きの効率が下がる
体がスムーズに動くためには、いろいろな部分が協力して働くことが大切です。
軸がずれると、この“チームワーク”が崩れます。
すると、
- 同じ動きでも疲れやすい
- 力が入りにくい
- 呼吸が浅くなりやすい
といった状態になりやすくなります。
これは単なる筋力不足ではなく、体の“連動”がうまくいっていない状態です。
「動きにくさは『筋力不足』より『協調不足』かもしれません。」
デメリット③:体がふらつきやすくなる
軸がずれると、体の位置関係をうまく保ちにくくなります。
揺れが一か所に集中すると、踏ん張りが効きにくくなり、バランスを取りづらくなります。
特に、片足で立つときや、向きを変えるときに不安定さを感じやすくなります。
「片足立ちでフラつくなら、筋力より“軸の崩れ”を疑ってみましょう。」
4.軸を整える3つの柱(実践編)
① 鏡を見て姿勢を整える
まずは、自分のゆがみを知ることから始めましょう。
詳しくはコラム㉗をご覧ください。
② 立ち座り運動
下半身の力を整え、左右に均等に体重がかかるよう意識します。
足の親指のつけ根、膝、胸の中心がそろうように、姿勢を崩さずに行いましょう。
詳しくはコラム㉝で解説しています。
③ 片足で立ち運動
鏡を見ながら、
足の親指のつけ根 → 膝 → 胸の中心
のラインを確認しながら行います。
難しい場合は、壁やイスに軽く手を添えて構いません。
ただし、①と②がある程度できていることが前提です。
5.おわりに
姿勢が崩れると、
- 一部に負担が集中する
- 筋肉の緊張がかたよる
- 緊張が強い場所では血液の流れが滞りやすくなる
- 回復が遅れやすくなる
- 細胞に負担がかかりやすくなる
という順序で身体に負担がかかります。
ゆがみは、体の中で起きている“かたより”の問題で起こります。
整えるとは、完璧にまっすぐにすることではありません。
負担のかたよりを減らすことです。
まずは今日、
“頑張らずに立つ”
ところから始めてみましょう。
※本文の内容は一般的な健康情報としてまとめたものです。
痛みや症状が強い場合は医療機関へご相談ください。

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